先日、一年ぶりにお茶のお稽古へ行きました。お手前覚えているか不安だなぁ。緊張気味で足取りは少し重かったのですが、

久しぶりの茶室入ると気分が高揚して行くのが分かりました。

呼吸を整えていざお手前です。

一年ぶりなので、必死に頭で順序を思い出して挑んだのですが、袱紗をさばき、棗を取る。今度は茶杓・・・

始めると身体が動いて自分でもびっくりしました。　頭は忘れていたのに身体は覚えていた、、、、！！

なんだかすごく嬉しくて、お稽古を続けていた事に対して自分の中でも達成感というか、実感みたいなものが得られて何とも言えない気持ちになりました。

美容の技術も、何度も何度も反復して積み重ねて、それでやっと手に技術がつくことを当たり前のことですが、改めて考えさせられました。

「頭で理解したつもりでも、身体が覚えてくれなかったらそれは技術とは言わないんだよ」いつの日かの言葉が蘇る。

来年も身体が覚えていることを大切に、身体が記憶する積み重ねを楽しみたいと思います。

小谷